ABOUT鮭といえば斜里町、そんな日を目指して。
知床の夜明けは早い。
吐く息が白く消えていく寒空の中、「鮭の漁獲量日本一の町」というプライドを抱いて、北洋丸は漁に出る。
森から川へ、そして海へ、豊かな繋がりから生まれる天然の鮭。
その価値を多くの人に届けたいという想いが、網を手繰る力をより一層強めていく。
北洋丸の仕事は、獲るだけでは終わらない。
徹底的に鮮度を保ち、ときには捌き、こだわり抜いた商品もつくる。
漁師として最大限にできることを考え、模索しながら、この地で生まれた鮭と共に私たちは生きていく。
これまでもこれからも、鮭といえば斜里町、そんな日を目指して。
SUSTAINABILITY環境保護への取り組み
海岸清掃の実施
海は多くの野生生物の住処であり、私たちの大切な職場でもあります。しかし、増え続ける海洋ごみの影響で、やがて海の中に漂うプラスチックの量が、魚を超えてしまう日が来るかもしれません。北洋丸では定期的に海岸清掃を行っていますが、どれだけ清掃しても、ごみは次々と打ち寄せられます。特に心が痛むのは、漁師や釣り人が捨てた漁具や釣具が数多く見つかることです。
それでも私たちは清掃活動を続け、その姿を発信し続けます。やがて海岸を清掃することが「当たり前」となり、次の世代へ美しい海を残せると願って。
北洋丸では定期的に海岸清掃を行い、
売上の一部を海洋ゴミの処理費用に充てています。
資源保護・ブルーカーボンの取り組み
北洋丸は、漁業のみならず、水産資源の保護にも積極的に取り組んでいます。稚魚の育成や孵化・放流に加え、持続可能な漁業を目指して藻場造成(=ブルーカーボンの生成)にも挑戦中です。
近年、海の環境悪化に伴い減少している藻場は「海のゆりかご」と称されるほど多くの生物の住処であり、二酸化炭素を吸収する重要な役割を果たしています。地球温暖化防止に貢献し、後世に豊かな海と美しい自然を残すことは、現代を生きる私たちの責任です。これからも様々な環境保全活動に力を注いでいきます。
SNS 発信活動
北洋丸では、様々な活動や取り組みについてSNS で発信を行っており、啓蒙活動にも力を入れております。斜里町や漁業の素晴らしさを共有し、自然を守ることに関心を持っていただくためです。みなさんとともに活気のある町をつくり、美しい海を守っていくことを目指しています。